10月末の北海道は、雪が降ったり溶けたり。こんな季節はお出かけもしたいけど、あたたかいカフェでゆっくり午後を過ごしたい。そんな方におすすめのお店、『モンプチラパン』をご紹介します。
新琴似の住宅地にあり、ご近所にお住まいの方がお茶を楽しんだり、地元の高校生が学校帰りに手作りの焼き菓子を買っていく。そんな隠れ家的カフェです。
お店に入ると、すぐ左手に手作り作品の販売スペースがありました。
手作りならではの個性的なアクセサリーやマスコットなどが並んでいます。席に着く前にちょっと足を止めて、眺めてみてはいかがでしょうか。
『モンプチラパン』では、親子連れのお客様向けに、キッズスペースやお子様メニューを用意しています。取材に伺った日も、何人かのお母様がお子様連れでランチに来ていました。お店の中は自然な採光で、明るい店内に木の素材感を生かした調度が置かれています。
店内には、店長手作りの焼き菓子が並べられています。また、陳列されていない場合でも、ケーキが用意されているそうなので、ご希望の方はお店で聞いてみてください。
お店に並んだお菓子を見ると、店長さんがひとつひとつ、ご自身の手で納得できるものを作って、お店に出していらっしゃるのがわかります。夕方近くになると近所の女学生たちが制服姿で楽しそうにお菓子を選んでいました。
『モンプチラパン』ではランチも楽しめます。
こちらは『オムライス こえびのトマトクリーム』サラダとドリンクが付いて890円
ふわふわの卵とごはんを口に入れますと、バターライスの香りがし、そこにソースが絡んだ卵のコクが追いかけてきます。それぞれは控えめな味付けで、バターライスと卵、そこに、こえびのソースが合わさるとちょうどよい味のバランスになる。そんな計算された繊細な味わいです。
そして、クリームトマトソースのトマトの味に注目です。トマトの甘みと酸味の輪郭がハッキリしていて、その新鮮さをしっかりと感じられました。トマトソースもお店の手作り。夏期限定で、空知から送られてくる畑のトマトが使われているそうです。
ごはんものの他にも、パスタやパンのメニューがあります。こちらはフレンチトーストです。ソースはメープル、はちみつ、おぐら、キャラメルシナモンなど、8種類から選べます。こちらも飲み物とサラダが付いて890円。
お食事もお菓子も飲み物も、店長お一人で丁寧に作ってくれていますので、オーダーからお時間を頂く場合もあるそうです。その点は、どうぞご了承くださいとのことでした。もし何人かでランチにいらっしゃるようでしたら、事前のランチ予約をおすすめいたします。
ソフトクリーム、パフェ、ケーキといったデザートも種類が豊富で、また飲み物も充実しています。
特に注目なのは、お茶の種類が多いこと。ハーブティ、中国茶、フレーバーティと分かれて各種、個性的なお茶がラインナップされています。個人的には、イギリスで愛飲される中国茶、正山小種(ラプサン・スーチョン)を発見して大興奮しました。
『喫茶店のお料理とかデザートって、だいたいこんな感じだろうな』。そんな固定観念を改めさせてくれる、そんな優しさと丁寧さを感じられるお店『モンプチラパン』。どうぞ、心にゆったりとした豊かな余裕をもたらしてくれる、贅沢な時間をお過ごしください。
最後に、キッズスペースご利用の皆様へ、ひとつお願いがあります。
『モンプチラパン』は専門のキッズカフェではありませんので、どうか親子連れのお客様も一般のお客様がいらっしゃることを忘れずご利用ください。一般のお客様もキッズスペースがあることをご承知ですが、さすがに食事中のオムツ交換はNGです。また、授乳中、離乳食のお子様は除いて、お菓子やお料理の持ち込みは、どうぞご遠慮願います。
お子様連れでも、そうでないお客様も一緒に楽しめる、貴重な隠れ家カフェ。
どうぞマナーを守ってご利用ください。
住ああ所a:札幌市北区新琴似12条10-1-3
電ああ話a:011-763-8367
定a休a日 :不定休
営業時間a:11:00~20:00
instagram : https://www.instagram.com/mpl.cafe/
(2016年9月取材:羽衣子)