お店紹介 ~ 豚丼『銀の舞 』 2016年3月号

  
 雪と氷に厚く覆われていた北海道も、ようやく春の気配が感じられるようになってきました。
お天気の良い午後には、元気の出る美味しモノが食べたいな!と食欲も湧いてきます。
そんなときにはこちら、札幌で食べられる最高の豚丼!『銀の舞』をご紹介いたします。

 

01

 

 新琴似の住宅街に位置するこのお店。2016年2月で開店1周年を迎えるそうです。
オープンしてまだ1年とは思えないほどファン・リピーターの多い、地元に愛されている名店です。のぼりには『樽前湧水豚使用』と書かれています。北海道支笏湖の南に位置する樽前。その広大な大地の湧水で育てられたという『樽前湧水豚』を使っているお店です。札幌では、まだ数店でしか食べられないという貴重な道産豚。どんなお味がするのでしょう。楽しみです!

 

 お店の中に入ると、甘辛のタレが炭で焦げる香ばしい匂いが鼻をくすぐります。
このお店の豚丼は正真正銘炭火焼で、オーダーが入ってから丁寧に焼いてくれるので、その香りに食事への期待が膨らみます。

 カウンターには『樽前湧水豚』の説明がありました。『女性に嬉しい低糖質、低カロリー、高タンパク』。まさに理想的!春に向けてのスタミナ作りにぴったりですね。因みに、こちらの店名にもなっている『銀の舞』とは、『樽前湧水豚』の旧名なのだそうです。

 

02

 

 豚丼の種類は、 『ロース』、『バラ』、それぞれ半々の『ミックス』と3種類。それぞれ、お肉180gのボリュームあるどんぶりです。

 今回はおすすめのミックスを注文しました。ジュージューとカウンターから聞こえる調理の音を聞きながら、ワクワクしながら待つこと数分。ついに、樽前湧水豚と対面です。

 

04

 

 つやつやと色よく焼かれた豚肉がどんぶりからはみ出してしまいそうな勢いで乗っています。香ばしい香りとタレの照り。早速、一番上のお肉を口に運びますと、 上質の豚の脂のあまみがフワッと舌を包みます。おどろいたのは、タレのコク深いのにどこか爽やかな香りです。ソースにバルサミコ酢が使われているとのことで、これが御飯に合うけれど濃すぎない絶妙の塩加減。そして、肉質の柔らかさにびっくりします。しっかりとした厚みのあるスライスなのに、まったくモソモソしない。適度な弾力と肉汁を併せ持つ肉片がしっとりお口の中でほぐれて生きます。これまでは、ロースはもっとガッチリ硬い部位だと思っておりました。このお店に来ると、ロース肉の概念が変わります。そして、バラ肉。質の高い豚肉は脂の香りが違います。炭火でじっくり炙られた極上の脂を堪能できます。

 
 旨い旨い!と食べ進み、どんぶりの底が見えたあたりで、ハッ、と思い出しました!
 店内の掲示板にあります、お店オススメの『銀の舞 豚丼〆の食べ方』をご紹介いたします。
最後の何口かをどんぶりに残して、出汁茶を頼みます。どんぶりに出汁茶を注ぎ、お茶漬けにしていただきます。お漬物と、お好みで柚子胡椒を添えて食べる『豚丼茶漬け』。熱々の出汁茶が上質な脂で満たされたお腹を温め、幸福感で満タンにしてくれます。

 

05

 

 さらに、このお店、素晴らしいデザートが味わえるお店としても評判なんです。

 本日のデザートは、『クレマ・カタラーナ 桃のコンポート載せ』

 

06 

 カタラーナに、店長手作りの桃の赤ワインコンポートが乗って、夢のように甘美なデザートです。イタリアンレストランの経験をお持ちの店長ならではの素敵なサービス。甘いもの好きの方は、店内のメニュー『本日のデザート』にもご注目ください!

 

 普通の豚丼屋では味わえない最品質の道産豚肉と、心と体を温めてくれる出汁茶漬け、そして、イタリアンレストランで食べられるような手作りデザートが一度に味わえる 豚丼『銀の舞』。ご近所の方はもちろん、遠方の方は新琴似まで、是非とも遠征してみてください!

 

03-2 豚丼『銀の舞』

ああa札幌市北区新琴似7条14-6-24 清水目ビル 1F 
ああa011-788-4847
WaEaBa
銀の舞 Facebook
aa月曜日(祝日の場合は火曜日)
営業時間
a 11:30~20:00

  (2015年7月取材:羽衣子)