音楽紹介 [74]『Sonia/PLAY IT ON THE BOSSA NOVA』

皆様、ご無沙汰しております。藤野です。久々のタシナムCD紹介コーナー。今回は、以前からご紹介したいと思っていたとっておきの一枚を選びました。

Sonia「PLAY IT ON THE BOSSA NOVA」。このCDは1999年にリリースされたもので、ボーカルはPaula Terry(ポーラ・テリー)というオーストラリアのシドニー出身のジャズシンガーです。もう20年以上前になりますね…。たぶんどこかのCDショップでかかっていたのだと思います。聴いた途端に「コレ!」と思い、即購入した記憶があります。その後も何年もヘビーローテーションしていた思い出の一枚なのです。

Sonia「PLAY IT ON THE BOSSA NOVA」(1999年)

曲目

1.Manic Monday

2.She’s Not There

3.Just The Two Of Us

4.Night And Day

5.Message In A Bottle

6.Corcovado

7.La Isla Bonita

8.Fly Me To The Moon

9.I Can’t Tell You Why

10.Moon River

「知っている曲ばかり!」という方が多いでしょう。まず選曲が素晴らしい!そして、「声」の良さ。このウィスパーボイスはハマる人続出だったと思います。そう感じた人が多いからなのか、Soniaはこの後も何枚もCDをリリースしました。当然ながら、私は必ず購入し、次はどの曲を聴かせてもらえるのだろうとワクワクしていたものです。

Paula Terryについて

ここで、ジャズシンガーのPaula Terryについてご紹介を。オーストラリア・シドニー出身であり、1998年にJust Breakawayでデビュー。ボサノバユニットであるSoniaのほか、コナミのBEMANIシリーズに歌手として参加したことも知られています。BEMANIシリーズは、ユーロビート系の曲であり、Soniaとはまったく異なるPaula Terryの一面が見られました。ゲームミュージックのプロデューサーとして有名な前田尚紀とのユニット「NAOKI feat. Paula Terry」として活動。幅広いジャンルの曲で魅力的なボーカルを聴かせてくれるアーティストです。

(参考:sens agent

Paula Terryオフィシャルサイト

https://www.paulaterry.com/

ピックアップ

1.Manic Monday

プリンスがバングルズに提供したヒットナンバー。Sonia流のボサノバカバーになると、原曲のメロディーの心地よさを残しながら、ボーカルで独特な世界観を表現しています。まさにこのアルバムの入口にふさわしいアレンジです。

3.Just The Two Of Us

私はこの曲が一番の目当てで購入。「Just The Two Of Us」という世界的なヒット曲をこんな風に表現できるのか…と驚いたものでした。女性ボーカル・ウィスパーボイス・ボサノバと、とにかくサプライズな一曲です。イントロのムーディーなサックスもGoodです!

4.Night And Day

これもですね。1932年のミュージカル「Gay Divorce」の曲として知られています。「Night and day, you are the one~」という出だしが印象的です。この手のタイプの曲でPaula Terryの歌を聴きたいと思ったくらいの4曲目。アルバムの曲順も熟慮されているように感じます。

8.Fly Me To The Moon

この曲もボーカルの個性にマッチした素晴らしいアレンジです。Soniaは夜っぽい感じの曲がばっちりハマります。しっとりとしたボーカルとムーディーさがベストマッチした印象です。

10.Moon River

伸びやかなボーカルが魅力的な一曲。Moon Riverも多くのアーティストに歌われている名曲ですが、斬新なSonia流を聴かせてくれます。アルバムの最後にぴったりなさわやかさを残しています。

おわりに

20年以上前のアルバムながら、古さをまったく感じさせない一枚です。選曲、ボサノバアレンジ、歌声の3軸がリスナーを唸らせたとも言えるでしょう。Soniaの他のアルバムもとても素敵な作品ばかりです。「One Note Samba」や「やさしく歌って」が入っている「タイム・フォー・シエスタ」もオススメします!Paula Terryのボーカルをご堪能いただけたらうれしいです。