気ままにマレーシア!(16)マレーシアの物価事情

みなさん、こんにちは!「物価が安い国」というイメージで語られることの多いマレーシア。しかし、実際に生活してみると「安いもの」と「意外に高いもの」が混在しており、日本からの移住者や長期滞在者にとっては、そのギャップが面白さでもあり注意点でもあります。ここでは、首都クアラルンプールで暮らす場合を中心に、住宅費や食費、光熱費といった生活コストについてお話しします。

コンドミニアムの賃料

首都クアラルンプールでは外国人向けのモダンなコンドミニアムが数多く建ち並びます。特にモントキアラやKLCC周辺といった人気エリアでは、利便性や治安の良さから外国人の駐在員が多く住んでいます。単身向けのワンルームや1ベッドルームであれば、月額2,500〜4,000リンギット(約8万7,500円〜14万円)程度が相場。家族向けの3ベッドルーム以上になると、5,000〜8,000リンギット(約17万5,000円〜28万円)を超える物件も珍しくありません。一方で郊外に出れば、同じ規模の部屋でも半額以下で借りられる場合もあり、ライフスタイルに合わせて選択肢が広がります。

※1リンギット=35円で計算しています。

10年以上前、クアラルンプールに住んでいるマレーシア人の方に、「家族で住むなら5,000リンギットくらいは賃料がかかるよ。うちがそうだもの。」と言われて驚いた記憶が。物価1/3と聞いている話をずいぶん違うなと。もちろん、安いコンドミニアムもたくさんあります。その分、不便なエリアにあったり古かったりです。利便性やセキュリティなど多角的に検討して「ちょうどいい物件」を探さなければいけません。

食事のコスト

マレーシアの魅力のひとつは多彩な食文化。ローカル向けのホーカーセンター(屋台街)では、ナシレマやチャークイティオといった定番料理が一皿10〜15リンギット(約350〜525円)程度で楽しめます。気軽に外食ができるため、自炊をしない人も多いのが実情です。

一方で、ショッピングモール内のレストランやホテルのカフェになると、1食あたり30〜60リンギット(約1,050〜2,100円)が一般的。さらに10%のサービス料と6%の税金が上乗せされるため、日本と大差ない、あるいはそれ以上に感じることもあります。お会計のとき、思ったより高いなあとジワジワ実感します(笑)。

この「ローカル食は安いが、外国人向けのレストランは意外に高い」という二面性が、マレーシアの食費事情を象徴しています。ローカル食で安くて美味しいものの、脂っこいものも多いですし、毎日同じようなものではなく、バランスをとって…ですね。

光熱費や通信費

日々の生活インフラにかかる費用は総じて割安です。携帯電話の通信料は月50〜100リンギット(約1,750〜3,500円)程度で、データ容量も十分。水道代は数百円程度で済むことが多く、ガス代も日本より安価です。電気代はエアコンの使用状況に左右されやすく、暑季にフル稼働させると月数百リンギットに達することもありますが、それでも日本の都市部と比べればトータルでは抑えられます。

まとめ

マレーシアの物価は「住宅と外食は場所や選び方次第」「光熱費や通信は安い」という構造になっています。つまり、ローカルに寄り添えば日本よりずっと安く暮らせる一方で、外国人向けの利便性や快適さを求めれば、それなりの出費が伴うということ。

安さと快適さのバランスをどう取るかが、マレーシア生活を楽しむ鍵になると思います。