気ままにマレーシア!(2)ホテル編(その1)ペナンのシャングリラ・ラササヤン

皆さん、こんにちは。コラム2回目は、とっておきのホテルをご紹介します。マレーシアのペナン島のリゾートホテルの中でも、特に有名なところが、シャングリラ ラサ サヤン ペナン(Shangri-La Rasa Sayang, Penang)です。バトゥフェリンギというペナン等の北に位置するビーチにあります。世界的な高級ホテルで知られるシャングリラ系列であり、ラササヤンとは「愛する気持ち」という意味だそうです。

(ホテルサイト)シャングリラ ラサ サヤン ペナン

シャングリラ ラサ サヤン ペナンについて

ラササヤンは、ラサウイングとガーデンウイングという2つに分かれており、玄関も異なります。ラサウイングの方がグレードが高く、ラサウイング専用のスペースもあります。ラサウイングなら、ノンアルコールドリンクをラウンジで無料で飲めたり、アフターヌーンティーやカクテルタイムといった時間ごとの軽食サービスがあります。その分、お値段も高いのですが、その分、優雅な過ごし方ができます。

タクシーで行く場合は、どちらのウイングに行くか伝えなければいけません。もし間違ったウイングに到着してしまっても、ホテルの人がバギーのような乗り物で送ってくれるので大丈夫です。

私はラササヤンには何度か泊まっています。その理由は「食事の美味しさ」です。部屋やホテル全体の快適さで言えば、同等のところもありますが、食事はシャングリラ系列の5つ星は本当に素晴らしいと思います。種類の豊富さだけではなく、一品ごとにしっかり作られている感がたまらないのです。さて、今回はそんなシャングリラ・ラササヤンの滞在について書きます。

ラサウイングの部屋

部屋の中は、シャングリラによくあるデザインで、古いながらも清掃が行き届いており快適です。ベッドの寝心地のよさも素晴らしいと思います。部屋にはドライフルーツがサービスされていました。美味しいだけではなく、入れ物の薄い木製の箱が美しく、とても気に入りました。

■アフターヌーンティー

アフアーヌーティーといえば定番のこんなタワーに、スコーンやサンドウィッチなどがレイアウトされています。ケーキ類は甘すぎないので、大人向けな感じがします。

アフターヌーンティーはこちらでいただけます。このあとのカクテルタイムも。ゆったりしたイスはとても座り心地がよいです。

カクテルタイム

さきほどアフターヌーンティーをいただいたばかりなのに、夕方になるとカクテルタイム。軽食やアルコールを楽しめます。

この軽食は、ちょっとした立食パーティーにありそうなレベルのもので、夕日をみて、お酒とおつまみくらいのものです。「食事」をしたい方に向いたものではありません。欧米のシニアの方がずいぶん多い印象でした。ご夫婦や友人同士かなという感じで、とても楽しそうに過ごしていました。あまりに賑わっているので、遅れていくと外の席しか空いていないので注意です。

外は夕方でも暑いですが、夕暮れを楽しめるので、これはこれで満足。

アフターヌーティーとカクテルタイムを楽しむと、「もう何も食べられない…」となるのが毎度のパターン。近所のレストランに行ってみたいと思っていたのですが、とても食べられなさそうなので今回もやめました。ちょっと思いついたのが、ラサウイングにせず、アフアーヌーティーとカクテルタイムなしで、ディナーブッフェをホテルで食べてもと….。ラササヤンのディナーは一度も食べたことがなく、興味津々。今度はこのプランで行こうかと思っています。

朝食ブッフェ

ラササヤンの宿泊で一番の楽しみと言っても過言ではない「朝食ブッフェ」。スパイスガーデンというレストランでいただきます。以下の写真はもちろんたくさんある料理の一部です。

いろいろなジャンルの料理がありますが、個人的にはインド料理がイチオシです。カレーもロティチャナイ(パン的なもの)もかなりハイレベルです。その他、具材を選んで茹でてもらうヌードルや洋食コーナーのパンもなかなかです。ただ、ここ数年で、チーズやフルーツの種類が以前より少なくなったかも…。ハチミツも以前ほどは。物価高騰の影響がここにもきているのかもしれません。それでも、このホテルの朝食は「美味い」それだけは自信を持って言えます。

ホテル周辺について

ラササヤンの隣はゴールデンサンズというシャングリラ系列のホテルです。ゴールデンサンズは、ラササヤンの1つ下のグレードに位置するホテルだと思います。過去にゴールデンサンズに宿泊したこともありましたが、少し高くてもラササヤン。というのが、ゴールでした。最近は、高級ホテルブランドのアンサナがラササヤンより少し奥にオープンするなど、活気を見せているペナン。人気のハードロックホテルがあったりとリゾートホテルが人を集めています。

これらのホテル周辺のバトゥフェリンギという地域は、ビーチが特徴ではありますが、泳ぐ海ではなく遠くから眺める海。そんなビーチサイドにはホテルばかりではなく、レストランやいろいろなショップも。私の場合はホテル内でお腹いっぱいになってしまうので、外のレストランで食事はしませんが、近くのクリーニング屋さんの待ち時間に、コンビニやケンタッキーで時間をつぶしたり、散歩をしてみたり。高級ホテルとはガラリと違うもうひとつのバトゥフェリンギの素顔を見るようなそんな街並みです。

下の写真は、ホテルから7分ほど歩いたところのもの。なかなかローカル感ありますね。

ホテルからのタクシー移動はちょっと注意

ラササヤンは、中心部からとても離れたホテルであり、Glabで移動しようと思うと、なかなかドライバーがきてくれないかもしれません。私は余裕を持って早めにグラブを呼ぼうとしたのですが、来てくれそうなドライバーがいない…。不安になってきてホテルの人に相談したところ、このへんはなかなか来ないよと。ホテルマンにタクシーを手配してもらい、遅れずに無事空港に行けました。

おわりに

ラササヤンは、マレーシアでもイチオシです。マレーシアが世界の中でも五つ星ホテルに安く泊まれるという国だと醍醐味をしっかり感じさせてくれます。円安の影響などで、以前ほど安くは感じなかったものの、それでも割安と言えるレベルです。ペナンに行く方は是非とも。最後に、バトゥフェリンギにたどり着くまでの道は、カーブが多い山道があるので、車に酔いやすい方は寝ていた方がいいです。

取り留めのない話ではございましたが、楽しいペナンの旅の一助になりましたら幸いです。次回はクアラルンプールのホテルをご紹介予定!お楽しみに!