門田JAW晃介

2015年末に解散した人気インストバンドPE’Z。元PE’Z のサックスプレイヤー門田”JAW” 晃介が結成したBARBはキャッチーなメロディと近代的なサウンドメイクが印象的。BARBの札幌公演を終えた翌日、門田”JAW” 晃介さんにインタビューできました。

 

― よろしくお願いいたします。門田”JAW”晃介さん、お名前は本名ですか?

門田”JAW”晃介さん(以下、門田):門田晃介は本名で、”JAW”はニックネームというか、ミドルネームというか。大分前につけました。

 

― “JAW”さんのいわれは?

門田:普通は”JOE”ですが、”JAW”は顎という意味です。昔、バンドのノリで「お前、猪木の若い頃に似てるから、ニックネームは顎で行こうぜ」みたいな感じだったんです。それで門田”顎”晃介っていうのもなんなので「”JAW”で!」くらいな感じで(笑)

 

― JAWS(映画のジョーズ)の”JAW”ですよね?

門田:そうですね。思いのほか、お客さんに慣れ親しんでもらって”JAW”さんというのが浸透したので、今後もそのまま使い続けようかなっていうのと。あと、意外と海外に行った時に伝わりやすいというのも1つ利点でした。ジョーって普通の名前と思いきや「顎の方の”JAW”なんだよ」と言うと、”Oh,Nice JAW!”ってなって、コミュニケーションが取りやすかったたりで意外と重宝するんです。

 

― 業界では先輩後輩から”JAW”って呼ばれているんですか?

門田:そうですね、割とみんな”ジョー”君とか”ジョー”さんって呼んでくれて。まぁ、顎っていう由来を知っているかどうかに関わらず、割とみんなそうやって呼んでくれています。

 

― 生年月日、よろしければ教えていただけますか?

門田:1976年5月27日です。来月41歳ですね。

 

― 血液型は何型ですか?

門田:A型です。

 

― ミュージシャンの方はAB型の人が多くないですか?やっぱり天才肌だったり。

門田:多いですね。でも、AB型が多いバンドは大体壊滅するっていう話も(笑)

 

― A型って几帳面ですよね。

門田:そうですね。一般的にはそういうイメージですよね。
でもAにも色々あるじゃないですか?ぼくはAOなので、割とOが出るときとAが出るときの差が激しいような気がしますけど(笑)

 

― 出身地を教えていただけますか?

門田:今までの活動では愛媛県松山市としてきたのですが、これは両親の出身地と当時住まいが松山だったのでそうしたという経緯があって、、ぼくが実際にそこで生まれ育ったというわけではありません。長いこと実家があったのでずっと松山にしていましたが、実は高校卒業までは東京の日野で育ちました。

 

― 四国に戻られたことはありましたか?

門田:ぼくが大学に入ったあたりから両親は松山にいたので、実家に帰るというと基本的には四国の松山に帰っていました。

 

― ご兄弟は?

門田:兄が9歳上にいます。

 

― お兄さんは音楽をされていますか?

門田:それがぼくと全然違って、建築の設計士をしております。堅い仕事ですよね。

 

 
門田JAW晃介

吹奏楽部の幽霊部員!?トロンボーンから始まった音楽人生

 

― まず音楽との出会いからお話いただけないでしょうか?

門田:うちの父親はすごくクラシックが好きな人で、休日になると大音量でベートーベンの交響曲とかを家で流していましたが、それがあまり好きではなくて。自分が好きで聴いていたものは、父親が海外出張のときに飛行機でもらってきたりしたカセットテープに入っていた、ブラジル音楽などのコンピレーションです。そういうのを聴きながら踊るような子供でした。ビートがはっきりしたものにとても興味があったと思います。小学生の頃は兄が9歳も上ということもあったので、何かというと兄の影響が大きくて、聴いていた音楽でも影響があったと思います。

 

― 影響を受けたミュージシャンはいらっしゃいますか?

門田:まず、小学生の頃、兄が聴いていたYMOですね。その辺の影響っていうのは、今にも出ているのかなと思いますけど。結構、エレクトリックなものにも興味がありました。ジャズはチャーリー・パーカーを最初に聴いたのですがそれが中学生の頃だったと思います。
高校生のときは矢野顕子さん、忌野清志郎さんが好きで聴きました。その頃になるとジャズのミュージシャンだとキャノンボール・アダレイにすごくハマって、それは今でも変わりません。テナーはスタンリー・ タレンタインから入って、ファンキーな路線のジャズというのが自分の中の根っこにはあるのかなとは思います。

 

― 楽器を始めたのはいつ頃ですか?

門田:小学校のときにピアノをやっていたことはありましたが長く続かなくて。小学校時代は絵を描いたり、何かものを作ったりする方が得意でした。音楽は色々と耳にはしていましたが、自分が演奏する側としては、むしろ不得意という意識がずっと強かったですね。それが中学に入って、ひょんなことから吹奏楽部に入りました。そこからですね、実際の音楽人生は。

 

― なぜ吹奏楽部に入ろうと思ったんですか?

門田:当時兄が芸大に通っていたので、勉強で石膏デッサンとかを毎日やっていたんですよ。ッぼくも中学でそういう勉強がしたくて美術部に入りましたけど、漫画とイラストを描く部活だったんです。で、何か違うなと思っていたら、美術部の向かい側の音楽室に吹奏楽部があって。そこに仲の良い友達が男一人でやっていて「寂しいからお前ちょっと来いよ」って。そんなもんですよ。きっかけは。

 

― 初めての担当楽器は何ですか?

門田:トロンボーンでした。先生に将来デカくなるかもしれないからトロンボーンをやれって言われて。身長130センチくらいしかなかったんですけどね。入部が遅かったので単純にトロンボーンが空いていただけだと思います(笑)身体はちっちゃいのに余っていた大きなバストロンボーンを渡されて、、重くてすぐに嫌になっちゃって。すぐに幽霊部員になって全然出てこなくなりました。

 

― 幽霊部員でしたか。

門田:夏休みに吹奏楽のコンクールがあるじゃないですか。休み明けにみんなが表彰されていたのをみていたら、余計に部活に出なくなってしまって。ですがその後くらいに、同期でトロンボーンだった女の子2人がグレて部活に出てこなくなっちゃったんですよ(笑)その学年、ぼく一人しかトロンボーンがいないという状況になって、先生が「とりあえず本番に出ろ」って。練習も出ていないし、音も出ていないのに。でもトロンボーンは吹けていないと(スライドが動いていないから)目立つじゃないですか。全く音が出ていないのでエアトロンボーンですよね。その場はなんとかそれで乗り切りましたけど、自分でも悔しくて、なんかちゃんと吹けるようになりたいという気持ちになったところから、今につながる道が始まったような気がします。

 

― そんな時期があったんですね。

門田:そうなんです(笑)それで気づいたら、その中一の秋頃からのめり込んで、中三の時には部長になっていました。

 

― すばらしいですね!!

門田:それを見ていた親が、そんなに一生懸命やるんだったら、楽器を買ってあげてもいいよと言ってくれて。じゃあトロンボーンを買うのかという話になったときに、あらためて何がいいか考えていたら、兄が楽器やるならサックスがカッコイイよねと。ぼくはその時サックスのことは全然知らかったんですけども(笑)そこはやはり当時絶大な影響力を持っていた兄のいう通りにしたんだと思います。

 

― お兄さんがサックスへの道を開いたんですね。

門田:それでアルトサックスを買ってもらって、学校ではトロンボーンのまま部長として三年までやりました。サックスは家で練習して、近くの吹奏楽団に入り高校生になったらサックスとして吹奏楽部に入りたいと思って練習しながら中学生時代を過ごしました。

 

― アルトサックスを選んだ理由は?

門田:最初はからだが小さかったので、テナーはデカすぎたというところですかね。まぁ高校に入るときにはそこそこ身長があったんですけど。

 

― 高校では吹奏楽部に入ったんですよね。サックスとしてですか?

門田:はい。そこからはサックス一本にしました。

 

― トロンボーンに未練はありませんでしたか?

門田:そうですね、最後にはどちらもに面白いなと思っていましたが、やはり楽器の魅力としてはサックスに引き込まれるものがありましたね、ぼくにとっては。

 

― 高校時代、吹奏楽部は強かったんですか?

門田:コンクールに強いか弱いかというと普通の高校でした。課題曲をこなすよりも、年に一度の定期演奏会で自分たちが企画してステージを作るということをかなり個性的にやっていた学校でした。それがとても面白かったです。顧問の先生がどうこう口出しする学校ではなく、生徒主体で企画をしていました。

 

― 小学校から高校までどんなお子さんでしたか?

門田:ひとことで言うと暗かったと思いますよ(笑)。内向的な方だったと思います。特に小学校の頃は、インドア派で家にこもって何かを作ったり、絵を描いたりすることが好きでした。なので、どうして音楽の方へ行ったのか未だに自分でも謎ですね。不思議なものです。

 

― どちらかというと、内向的なタイプが音楽家には多いですよね。

門田:そう言われればそうかもしれないですけど、楽器によっても内向的な人が選びやすい楽器とそうじゃない楽器とあるじゃないですか。サックスはけっこう地味に練習するのが好きな人が多いので、そういうところでは向いてはいるのかもしれませんね。

 

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