2015年5月の経営者インタビューで取り上げさせていただいた(有)北日本リスクマネジメント代表取締役 紺田社長 おすすめのお店であり、9月号のスペシャルインタビューに登場予定の『 Lowland Jazz 』を応援しているお店。札幌市琴似の燻製カレー屋 『 JiRaiya(ジライヤ) 』 をご紹介いたします。

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 地下鉄『琴似駅』から琴似栄町通り沿いを山の手方面に向かってすぐ右手側1本目の小道に曲がると左手にあります、燻製カレー 『 Jiraiya 』。入口を開けると、開店2周年のお祝いのお花が玄関に飾られていました。どれもこれもお客さまからのプレゼントのようで、このお店の常連さんの愛情が伝わってきます。

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 店内はカウンターとテーブル席。合わせて20席程の広さです。カウンターの上に並べられたお酒から夜の雰囲気を漂わせつつ、素材感のある木製のテーブル席は、ゆっくり落ち着いた気持ちで食事をさせてくれます。メニューを見ていると、カウンターの調理場から店長が一言、「あのー、メニューは当てにならないので、スミマセン」。このお店では、その日によってメニューに無いオススメ料理が準備されているのでご希望あれば聞いてください、とのことでした。もちろん、定番のオススメ料理もあります!特製燻製カレー「ジライヤカレーB」。そして、一番のオススメは、店長が自ら手づくりしている様々な燻製です。何種類もの肉類だけに留まらず、あらゆる魚介を燻製にして提供してくれます。今回は、大皿で燻製の盛り合わせも注文しました。

   

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 カレーの出来上がりを待つ間、店長から「紺田さん!サックス見てもらえませんか?」と今回の取材に同行してくださった紺田社長へお声がかかりました。このお店では、若手ビックバンド『Lowland Jazz』の札幌公演を応援しておられ、店長ご自身も音楽を嗜まれる方です。先日購入したサックスがどうも上手く鳴らないということで、紺田社長にメンテナンスをしてもらいたい。とのことでした。美味しい食事を提供するだけでなく、お客さんとのコミュニケーションを通じて店内を明るく楽しくしてくれる店長の居るお店だからこそ、開店からわずか2年で多くのお客さまに支持されているようです。

そうこうしているうちに、お料理が出てきました! こちらが噂の『ジライヤカレーB』

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 豚ロース、トリモモ、ベーコンの乗ったカレーです。ルーは小麦粉を使わず、たくさんの野菜がすりおろされた、ざくざく、サラサラの感触です。カレールーを一口味わってみると、クローブの香りがはっきりとします。さらりと煮込まれた野菜のペーストがしっかりした甘さの土台をつくり、それとバランスを取るように、スモークされた肉の旨みが追い討ちをかけてきます。キーマカレーのように、ルーの中にひき肉のような食感が混ざっていて、さっぱりしたカレーにコクを与えています。店長に質問してみました。このお肉はなんですか?「自家製ベーコンの端っこをみじん切りして入れてあるんです」。それが、この燻製カレーの美味しさの源でした。ホカホカのご飯の上で、燻製された豚ロースの脂が少しずつ温まって柔らかくなっていきます。ベーコン、ロース、トリモモとそれぞれの油の香りを味わいながら、野菜のルーとからめて頂く至福のカレーです。

 

こちらは、ジライヤ特製燻製の大皿盛り。今回は店長のオススメ盛りでお願いしました。

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 左上から右回りに、たらこ、手羽先、たまご、タコ、エビ、ホタテ、レバーの7品盛りです。どれもこれも、新鮮な食材を丁寧にいぶしてあり、薫香が素材の美味しさを倍増しています。中でも印象的だったのは、ホタテとレバーです。ホタテは適度に水分が抜け、口に含んで噛みしめると、魚介の旨みがじわじわ溢れてきます。このホタテの固さが絶妙で、固い部分、柔らかい部分と味わい分けながら、いつまでも噛み続けていたくなる一品です。そして、レバースモーク。レバー特有の香りは残しつつ、スモークの香りが生臭さを美味しさに換えてくれます。とろりとした食感で高級な乳製品を口にするようでした。本当に美味しいレバースモークというのは、上等のチーズのような味がする。ということを初めて知りました。

 

そして、本日のスペシャルメニュー。イクラのスモーク。

IMGP1695 きらきら輝く表面は新鮮で食欲をそそります。一口味わった途端、白いご飯が欲しくなる熟れた塩味が口いっぱいに広がり、微かなお醤油の味と、控えめながらしっかりスモークの香りがします。燻製でありながら生の食感を残すイクラ。これ、どうやってつくるんですか!?との質問に「これだけは、企業秘密です!」とのお答え。自家製燻製を始めて20年。店長の探究心と研究の結晶です。是非、味わってみてください。

 

  「昼のランチは休むことも多いですが、開店しているのを見つけて、結構、お客さんがきてくれるんですよ(笑)。ありがたいです。」とのこと。夜(18~23時)は燻製バーとして営業。燻製カレーもタイミングが良ければ、食べられるそうです。味わい深い燻製で一杯やるもよし。美味しいカレーでお腹を満たすものよし。店長のオススメのまま、スペシャルメニューを楽しんでみてください。

 

IMGP1659のコピー燻製カレー
『JiRaiya(ジライヤ)』

ああa札幌市西区琴似2条5丁目2-27
ああa011-676-8202
aaa日曜・祝日

営業時間a
18:00~23:00

   (2015年3月取材:羽衣子)