ソプラノ歌手 渡邊 優香 スペシャルインタビュー

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 音楽は、息をするみたいに当たり前に自分の中にあるもの。

 

― 音楽以外にもモデルや女優としてご活躍の優香さんですが、あちらでもそういう活動はなさっていたのでしょうか?

優香「モデルは、帰国して次の月にミスユニバースの北海道代表をやったんですね。その時初めて、ウォーキングやポージングを教えていただきました。なので、私はモデルです!って前面に押し出しているわけではないのですが、そういう経験があったのでモデルもできます。写真のモデルをやらせていただくことが多いです」

 

― どんな写真のモデルが多いですか?

優香「一番最近だと、三井アウトレットパークさんの夏のファッションマガジンですね。多いのは写真家の作品撮りのモデルが多いです」

 

― 優香さんのFacebookのトップ写真、とっても素敵ですよね。あれは何の撮影だったんですか?

優香「あれは、『Studio Lumo』というフォトスタジオのホームページモデルのご依頼をいただいて、ウェディングと和装の撮影をしていただきました。田上 亜紗子さんという超美人写真家さんのスタジオです。今は、もっと衣装も増えて、色々な雰囲気の写真も撮影できると思います」

 

― 札幌のスタジオですか?変身写真が撮れるスタジオが札幌にもあるんですね。ご紹介させていただきます。優香さんは映像作品にもご出演なさっていますね。札幌フィルムスケッチの作品『小里ツムギの幻憬綺譚(こさとつむぎのげんけいきたん)』に主演されていらっしゃいます。撮影はどんな様子でしたか?

 優香「2014年2月の撮影です。いやあ寒かったですね(笑)!監督の芳井勇気さんと全然違う現場でお会いして、お友達だったんですけど、2013年末に連絡が来て、14年の初めに撮影があるんだけど…。ってお話を頂いて。その時は東京に居たんですけど、これをきっかけに札幌で色々なお話を頂くようになって。こちらに戻って活動するようになりました」

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― ひとのご縁というのは色々ありますね。ソプラノ歌手、モデル、女優として多岐にわたる活動をなさっていらっしゃいますが、その中で、何が一番ご自身に向いてるな。と思われますか?

優香「うーん。私はこれをやっています。と、どれかひとつしか言えないとしたら、やっぱり『ソプラノ歌手』です。って言います」

 

― ソプラノ歌手としてはこれまでどういった活動をなさっていらっしゃいましたか?

優香「高校の時は合唱でノートルダム寺院での公演に参加したり、大学に入ってからはイタリアをまわってオペラの公演に参加したりしていました。仕事をして生計を立てながら大学に通っていたんですけど、大学で歌や音楽を教える資格を取って、音楽を教えたりもしていました。あとは、大学自体がコンサートホールを持っていて、一般のお客さんがチケットを買って見に来るシステムで運営されているんですが、その公演の舞台監督とか総合ディレクターの仕事を学校側が斡旋してくれるんです。舞台裏の仕事もそこで経験させてもらいました。ステージ進行から照明まで、3年近く勉強しました。並行してディナーショーで歌ったり、開業パーティで歌わせてもらったり。これまで音楽に関係ない仕事っていうのはあまりしたことがなかったです。」

 

― 因みに、優香さんが通っていらっしゃった大学の名前を伺ってもいいですか?

優香「日本語だと、王立音楽院。 英語で言うとRoyal Academy of Music という名前です。」

 

― ありがとうございます。そんな優香さんにとって、音楽とは何ですか?

優香「うーん。この質問。色々考えたんですけど…、『自分の生活の一部』っていうのが正直なところかな。って思います。ご飯を食べるように、シャワーを浴びるように、夜眠るように。音楽って、息をするみたいに当たり前に自分の中にあるものなのかな。って思います。こういう風にいうと特別感がないかなあ。と思っちゃうんですけど、自分の一部としてあるものだな。っていうのが正直なところです」

 

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写真:Studio Lumo / モデル:渡邊優香

 

癒しの秘訣は、お料理レシピを眺めること?

 

―ここから遊びについてお伺いします。一週間にどれくらいお休みしていますか?

優香「うーん。お休みって、ある時はあるし、ない時は全然なくって。今月だと、何もスケジュールが入っていないのは2日ですかね。でもその日も自分で整理をする日に使わなくちゃいけなかったりです。余裕がある時期には2~3日空いたりもしてます」

 

― その中で調節していらっしゃるんですね。時間が空いたら、何をしていらっしゃいますか?

優香「最近、岩盤浴が好きで!すっごく冷え性なので、岩盤浴にひたすら入り続けてます。先日、初めて狸小路の『ほのか』さんに行ってきました。女性専用ですごくきれいでした。時間が空いたらそこに5時間位、温まりにこもります」

 

― 優香さんのご趣味は何ですか?

優香「料理がすごく好きで、大学の頃から自炊をしているんですけど、生活のためにって思っていたので考えたことがなかったですが、料理をするのは好きですね。疲れたなーっていう時は、さらに疲れそうなんですけど、携帯電話でお料理のレシピをずーっと見ています」

 

― えーっ!それって疲れた時に癒されますか?

優香「ストレス解消法というか…(笑)色んなレシピみて、なるほどねー。とか言って(笑)」

 

― 得意料理はなんですか?

優香「そうですねー。まず食べたい食材を思い浮かべて、そこから何味にしようかなー。って考えることが多いですね。これが得意です!っていう売りがなくて(笑) 何か自慢にできるとしたら、絶対に食材を無駄にしない!っていうところですかね。かき集めて最後まで使います!エコだなって」

 

― 素晴らしいですね!食材への愛情を感じますね。愛用している道具はありますか?

優香「うちのおばあちゃんが包丁を研いでくれるんですけど…、うちのおばあちゃんは木彫りが趣味で、昔は大掛かりな機械がうちに色々あったんですけど…」

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写真:Studio Lumo / モデル:渡邊優香

 ― え?木彫りってなんですか?

優香「木彫りで箪笥をつくったり、ドアをつくったりするんです」

 
― ちょっと待ってください。おばあちゃんは家具作りのお仕事をしていらっしゃるんですか?

優香「いえ、趣味なんです」

 

― 趣味で木彫りのドアを作るんですか。

優香「そうなんです。『私はこの扉を作っているときに死に掛けた』っていうのが、おばあちゃんのネタで、うちのピアノの部屋の扉を通るたびに言うんですよ(笑) それだけ全体力と精神力を傾けて木彫りをしている人なんですよね。それで刃物研ぎの機械があってもおかしくないんですよ。こういう、キィーンっていう研ぎの機械があって」
 

― 砥石じゃないんですね(笑)。

優香「あ、砥石もあります(笑)。それで、おばあちゃんが、切れない包丁はダメだ!って言って、昔からよく研いでくれたんです。イギリスって何でも果物ナイフで切ってしまうので、包丁使わないんですよね。でも私はちゃんとした包丁を使いたくて、あちらに持って行って使ってました。切れなくなったら持ってきて、おばあちゃんに研いでもらって。だから、メーカーは関係ないんですが、切れる包丁を愛用しています」

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優香さん愛用の電子辞書

 

 ― お仕事で愛用している道具はありますか?

優香「そうですね…。私、英語を教える仕事もしているので、電子辞書は必ず持ち歩いていますね。これはイギリス時代からずっと使っているもので、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、全部入れてあります。それぞれ発音が聞けるんですよ。これの前の辞書を使っている時に英語は一通り覚えたんですけど、日本語も英語も、まだ知らない言葉がいっぱいあるので、辞書を手元に置いて調べる習慣はなくさないようにしよう。と思っています」

 

― 勉強家ですね!

 

 

 

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