こんにちはサックスの門田”JAW”晃介です。

涼しくなってくると途端に年末感が漂ってきますね。
今年も恒例のJmPXmasツアーも発表になり各地回れるので楽しみです!

さて今日の音楽紹介は、、

イタリアのジャズサックス&ピアノ、Dado Moroni & Max Ionataによるスティーヴィーワンダー曲集『Two for Stevie』です。

そんなJmPにも通じる、サックスとピアノのデュオアルバムを。

 

 

Two for Stevie
Dado Moroni & Max Ionata

 

 

 

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~収録楽曲~

1 Overjoyed

2 Don’t You Worry ‘Bout a Thin

3 Isn’t She Lovely

4 I Wish

5 Chan’s Song

6 Love’s In Need Of Love Today

7 Have A Talk With God

8 Send One Your Love

9 You Are The Sunshine Of My Life

10 The Secret Life Of Plants

11 Ribbon In The Sky

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Dado Moroni & Max Ionata 画像元: https://bit.ly/2yEktT2

 

イタリアのジャズはお洒落でとっつきやすいものからコアなものまで、日本でも幅広く紹介され海外ジャズとして入ってきているものの中でも比較的大きなシェアを占めているのではないかと思います。

僕も2ホーンのクインテット編成のアレンジなどはハイ・ファイヴクインテットなどを聴いてアレンジの参考にしたりしていました。そのハイファイヴのテナー、ダニエル・スカナピエコがイタリア人サックスの中では名前を良く聞く存在ですが、同じイタリア人テナー奏者として人気を二分しているのがこのマックス・イオナータです。

正確なテクニックでコンテンポラリーなジャズからポップソングのバックまで幅広くこなすテナー奏者ですが、野太い音色とブルージーな歌い回しでスティーヴィー・ワンダーの名曲ばかりをピアノとのデュオ(一部ソロ、トリオ編成の曲もあり)で納めたのがこのアルバム。

 

それでは早速1曲目からみていきましょう。

 

1.Overjoyed

原曲はアルバム『イン・スクエア・サークル』で初めてリリースされたメロディアスでしっとりとした曲ですが、このデュオではこれを5拍子で演奏しています。メロディーをうまく活かしていて、奇をてらったような変拍子には聴こえず、心地よいリズムのスパイスとしてうまくアレンジされているように思います。

 

2.Don’t You Worry ‘Bout a Thin

お次はアルバム『インナー・ヴィジョンズ』収録のナンバーを、コルトレーンの”マイフェイバリットシングス”を思わせるソプラノサックスでの3拍子スイングジャズアレンジで。
こういう攻めのアレンジの時の絶妙な熱量が◎です!
そしてソプラノサックスの音色もめちゃめちゃ太さがあって美しい。同じイタリアのアルト、ソプラノ奏者でステファノ・ディ・バチスタという人気プレイヤーのソプラノの音色もとても綺麗で、ソプラノの音色ではダントツで好きなのですが、マックス・イオナータのソプラノにもまた違った良さがあります。

 

3.Isn’t She Lovely

3曲目はアルバム『キー・オブ・ライフ』に収録のこれまた超名曲を、原曲とはグッと趣向を変えてスローでブルージーなアレンジに。こういうブルージーな節回しの熱を帯びたクールさもこの人の一つの魅力。

 

4.I Wish

4曲目も同じく『キー・オブ・ライフ』からのファンキーナンバーI Wishをサックス1本のみで。途中にエフェクターのワウをかけたり、素の音に戻したりしながら、ベースラインとメロディーを交互に吹き分けています。これリアルタイムに操作してやっているのかなぁ、、だとするとなかなか大変な操作をしながらの演奏。ちょっと短いなと感じるくらいにさらっと吹きこなしていますが、、もっと聴いていたい。。

 

5.Chan’s Song

この曲は作曲はハービーハンコック名義のようですが、スティーヴィー・ワンダーが詩をつけたということで選曲されています。ジャズミュージシャンが好んで演奏するスタンダード的な曲。よく考えたらスティーヴィーワンダーが歌っているバージョンを聴いたことが無いのに(そもそもあるのかも知らないのですが、、)この一連の流れに入っていて全然違和感がないというか、普通にスティーヴィーの曲だと思っていました。良い曲だなぁ。

 

6.Love’s In Need Of Love Today

『キー・オブ・ライフ』収録の原曲では分厚いコーラスのイントロで始まるこの曲、デュオバージョンのピアノイントロはそのままのテンポのアレンジで始まりますが、そこから一気にテンポアップして、コルトレーンの『モーメンツ・ノーティス』をオマージュしたイントロから軽快なグルーヴで演奏されます。2曲目のアレンジといい、アレンジは結構コルトレーン感を推しているかも?

 

7.Have A Talk With God

そしてまたまた『キー・オブ・ライフ』より。『キー・オブ・ライフ』ってやっぱり名盤、、一家に一枚必要なアルバムですね。
原曲はちょっとダークで気だるい雰囲気をまとっていますが、よりキャッチーな、明るいミデアムスイングでのアレンジでの演奏。この曲はこういうアレンジの方が好き◎
ウッドベースとエレピの絡みが気持ち良いです。

 

8.Send One Your Love

お次はアルバム『シークレット・ライフ』より。一つのモチーフが転調していく感じは5曲目の『Chan’s Song』と通じるところがありますね。このあたりの感じが『Chan’s Song』にもスティーヴィーっぽさを感じる所以かもしれません。

 

9.You Are The Sunshine Of My Life

『トーキング・ブック』のオープニングナンバーを、これまた心地ちの良いミデアムスイングで。こちらはアコースティックピアノでよりオーセンティックなスタイルのスイングのグルーヴで演奏しています。この人のこういうミデアムスイングのグルーヴ感、本当に気持ち良いです!う〜ん、見習いたい!!

 

10.The Secret Life Of Plants

アルバム『シークレット・ライフ』よりもう一曲。唯一かげりのあるマイナー調の曲ですが、これまたカッコイイ。原曲も改めて聴いたのですが、ちょっとこのかげりがある感じ、日本人にグッとくるポイントかもしれません。

 

11.Ribbon In The Sky

最後はベスト版『オリジナル・ミュージックエイリアム』に当時新曲として収録されたRibbon In The Skyをピアノのソロで締めくくり。

 

Dado Moroni & Max Ionata 画像元: https://bit.ly/2PqNv2i

 

いやぁ改めてこうしてみると、スティーヴィー・ワンダーの曲って本当にすごいですね。名曲のオンパレード。

そしてポップな曲を題材にしつつ、ジャジーで、でもバリエーションが乏しくなりがちな編成にちょっとスパイスとしてエフェクターなども使いながら幅を持して演奏いるところなどのさじ加減が自分にはとても心地よいので今回ここでもご紹介してみました。

さてぼくらJaw meets Pianomanもまた、いろいろと挑戦しながら今年の年末クリスマスライブツアーを乗り切りたいと思います。

11/3より一般予約開始となりますので是非チェックしてみてくださいね!!


https://www.kadotakousuke.com/jmp-2018-xmas-live-tour

今年も各地の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!!!

それではまた!!!!

 

                                                              2018年10月 門田”JAW”晃介

 

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