こんにちは、西内恵介です。プログレ? って聞くと、顔をしかめる方も、ぜひご一読を。そもそも『ピンクフロイド』ってバンド名は、アメリカのブルースマン、ピンク・アンダーソンと、フロイド・カウンシルの2人から、取られているんです。名は体を表す! かな?(笑)

 

 

 

おせっかい
 ピンク・フロイド

 

 MEDDLE  』
  PINK FLOYD 1971年

 

 

メンバー

ロジャー・ウォーターズ(bass vo )

デヴィッド・ギルモア(guitar vo )

リック・ライト(keyboards vo )

ニック・メイソン(drums )

                                     

 

収録曲

A

1 吹けよ風、呼べよ嵐(ONE OF THESE DAYS)

 2 ピロウ・オブ・ウインズ(A PILLOW OF WINDS)

 3 フィアレス(FEARLESS)

 4 サン・トロペ(SUN TROPEZ)

 5 シーマスのブルース(SEAMUS)

 

B

1 エコーズ(ECHOES)

 

PINK FLOYD 画像元: https://goo.gl/eYKoPi

 

 

友「おまえ、タシナムに、割と正当派ロックばかり書いてるよな?」 

俺「うん? まぁ、言われれば」

友「何か、イメージ作ろうとしてない?」

俺「(ギクッ)いやいやいや」

友「本当はプログレおたくだって、隠そうとしてない?」

俺「いやいやいや」

友「じゃあ、書けよ、変なバンド」

俺「変なって……じゃあ、ピンクフロイドくらいなら?」

友「は? 度胸ねぇな! ほら、車に積んであるやつは?」

俺「だめだめ! シーッ!」

友「どれどれ? イ・プー、バンコ、イル・バレット……なぁ、これ、運転中聴いて眠くないの?」

俺「……うん」

友「……」

 

 

PINK FLOYD 画像元: https://goo.gl/fmpYlc

 

 いわゆる5大プログレバンド『ピンクフロイド、EL&P、イエス、ジェネシス、キングクリムゾン』ってありますよね。

 

 前々から、疑問に感じていることがありまして。

 

 そもそも、ピンクフロイドって、プログレなんでしょうか?

 

 ローリングストーンズを「世界最高のロックンロールバンド」などと言うのも「本当にロックンロール聴いたことある?」って思っちゃうんですが、それに近くて。

 

 フロイドって、サイケデリック風味の、フォークロック、ブルースロックじゃダメなんですかね。

 

 じゃあ、逆にプログレの定義って何よ? ってことになりますが、プログレのイメージを、思いつくまま、列記してみますね。

 

1)曲が長い

2)曲の展開が大仰

3)変拍子、複雑な和声を多様

4)他ジャンル(主にクラシック、ジャズ、民族音楽)のおいしいところを吸収

5)演奏力が高い

6)シンセ類・効果音を多様

7)宇宙の神秘とか精神世界とか言いそう(笑)

8)踊れない(T_T)

 

 こんな具合ですか? 偏見入ってますかね?

 

 フロイドが当てはまるのって、6)のそれも『効果音』だけじゃないですか?あと、8)かな。

 

 1)と2)は、なかにはそういう曲もある、ってくらいだし、3)・4)・5)は当てはまりませんよね。7)は、よく勘違いされますが、非常に現実的なアプローチをするバンドだと思います。

 

 ほら? (笑)

 

 本アルバムの1曲目、『吹けよ風、呼べよ嵐』(昭和プロレス世代には、ブッチャーの入場テーマですね)や、23分に及ぶメインナンバー『エコーズ』だって、余計な(失礼! )効果音省けば、ブッカーT&MG’Sですよ。

 

 ピンクフロイドは、基本的にブルースロックバンド説。強引ですか?

 

 怒られるな(笑)

 

 また、本昨は、『原子心母』『狂気』という、2大名盤のはざまでリリースされたがために、どうしても地味な印象を持たれてしまう、不遇な一枚でもあります。

 

 ジャケットも、前作がかの有名な『振り向き牛』、『狂気』はご存知『黒地にプリズム虹』で視覚的にもインパクトあるのに対し、何でしょうかね? これ?

 

 当時全くわかりませんで、毛が生えてるし、何かの動物の鼻の穴? などと推察していたのですが、後に、『水中の人間の耳』を、波紋と撮影し、拡大したものと判明しました。

 

 判明したところで、何じゃそりゃ? (笑)

 

PINK FLOYD 画像元: https://goo.gl/Xh3FuC

 

 『エコーズ』のイントロ、まるで潜水艦のソナー音に聞こえる、ピアノの一音。あれからの連想なんでしょうか? それとも原題の『MEDDLE(干渉する)』のイメージでしょうか?

 

 しかし、本作、ひとつ間違い無く言えることは、このバンドに後々付きまとう『シド・バレットの呪縛』を一番感じさせません。このメンバーで、まるで再出発のように、瑞々しささえ感じます。

 

 先の2曲以外は、非常に軽妙なアコースティックナンバーで、フロイド史上、一番日の当たる場所で聴ける(笑)アルバムではないでしょうか。

 

 この後、バンドは『シドの呪縛』を糧(というのも変ですが)として、『狂気』、『炎』、『アニマルズ』、『ザ・ウォール』と、バンドのサウンドを確立させ、スーパーバンドの一つとして、その地位を築き上げます。

 

 そしてロジャー・ウォーターズ在籍最後のアルバム『ファイナル・カット』で止めときゃいいのに、デヴィッド・ギルモア主導で毒にも薬にもならないものを出し続け(泣)、2014年『永遠』を最期に、やっと終止符を打ちます。おつかれさまでした。

 

 ずいぶん前ですが、ピンクフロイドの名曲を再現する、バンド公認のトリビュートバンドを観る機会がありました。トップレベルのスタジオミュージシャン達が、見事に(一字一句違わぬ)再現をするのですが、何だか、AORバンドでも観たような、ツルンとした印象でして。ドロンとしたのを期待してたんですけど。

 

 難しいもんですね。バンドって。

 

 最後にオタク的トリビアを。最近日本公開されました、マーヴェル映画『ドクターストレンジ』。ピンクフロイドの2ndアルバム『神秘』のジャケットに、その姿が写り込んでいますよ。探してみてください。

 

※補足1 シド・バレット:ピンクフロイドデビュー時のフロントマン・ソングライター。元々、学生友達バンドだったものを、プロにした立役者。しかしヒットを出さなければなどのプレッシャーから、ドラッグに溺れ、精神を病み、奇行がひどくなりデビュー1年で解雇されます。70年頃からは引きこもり、2006年に60歳で亡くなるまで、ほぼ姿を見せませんでした。

 

※補足2 シドの呪縛  :特にロジャー・ウォーターズにとって、学生時代からの友人であり、カリスマ力に溢れ、才能もあったバレットが、まだ22歳の若さでボロボロになり、引きこもる経緯は、非常にヘヴィな体験で、後々のピンクフロイドの音楽形成に深い影響を及ぼすことになります。

 

※補足3 その他    :文章を読み返してみて、フロイド批判とも思える箇所もございますが,これも僕のバンドとプログレに対する愛情の深さゆえ……ご容赦を!

 

 

PINK FLOYD 画像元: https://goo.gl/t5HgB3

 

                                                              ケイズ管理(株)西内恵介

 

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