新敦榮股份有限公司 總經理 勝野哲郎 インタビュー

05-2

趣味は蝶の採集! ~世界一蝶密度の高い国・台湾に暮らして

 

― ご趣味のお話を伺ってもよろしいですか?

勝野「趣味はね、蝶々と昆虫採集。標本もやります。鹿部にいた子供の頃、近くに北大の生物学部の方が居て『鱗粉転写』というのを教えてもらったんですよ。それまで忘れていたんだけど、台湾に来てから子供一緒にね。これは台湾の蝶です。これは日本の蝶。日本は230種類くらいですけど、台湾は400種以上居て、特産種が34種類位います。世界でも一番、蝶の密度が高いんです。冬でもいますから」

 

― 今でも山へ行かれて採取されるんですか?

勝野「ええ、行きます。子供が小さい頃は一緒に毎週土曜日、夜中に山へ行って、泊まって、朝、蝶を採る。今は1ヶ月に1回くらいですけど、山を歩きながらね。これはシジミ蝶。ワイモンシジミ、イワカワ、フタオチョウ…。蝶の話をするとキリがないんですけど(笑) 。昆虫標本もあります。カミキリ虫、トンボ、クワガタ…。」

 

― この標本を拝見すると、勝野さんのご性格とお仕事ぶりがわかりますね。とても精緻な標本です。

IMG_2390-2IMG_2337-2

 

ー それでは、最後に勝野社長の夢と、今後の目標を教えていただけますか?

勝野「夢と目標は…、私の人生経験からか、有りません。目標も計画も、ましてや夢は予定通りに行かないもので壊れるものと身に染みております。これまでの人生が『これで安心今後は…』と考えた時に気が緩むのか、何か事件が起きて大きく方向転換して来たからでしょう。私は今をどう生きるか?で精一杯の人間です。その中で私の家族や仲間が楽しく過ごし、いかに楽しく仕事が出来るか?が大事と考えて、みんなとやっています。今、日本では台湾への企業進出や台湾食のブームがありますが、私達は長期に台湾におりますので、台湾の食品の中で安心安全な物を日本に届けるお手伝いしたり、逆に日本食を台湾の人達にご案内したり、私共でお役に立てる所が有ればお手伝いしてあげたい。との気持ちでやっております」

 

― 台湾と日本と、大切な人達の幸せのために、これからも素敵なお仕事を創り出してください。今日はありがとうございました。

勝野「そうだ、さっき、枝豆の話がでましたけど、台湾の枝豆をまだ食べたことがないなら、うちの製品を味見してみませんか?豚肉と枝豆があるんだけど。」

 

― わ!いいんですか! ありがとうございます。是非、頂きたいです!

 

10 新敦榮股份有限公司 副社長でもあり、ハムソーセージ一級製造技師である菊口副社長が調合した加工肉と『東坡肉』をお土産に頂きました!
 台湾の豚の香りを最大限に活かした配合で、自然な香りと旨みがどっと押し寄せる逸品でした。台湾は日本以上に食品に対する意識も感心も高い!と実感のお味でした。

 

 

IMGP6007-5勝野 哲郎 (かつの てつろう)
 
1946年7月23日
函館出身 血液型 A型 

 『明治ハム』入社、新商品開発室から、
台湾の『台湾健康食品』へ出向。台湾にて
冷凍食品加工輸出産業の第一人者となる。
7年間の日本本社勤務を経て、再び台湾へ。
2008年『新敦榮股份有限公司』設立、同社
總經理となる。 在台歴は40年を越え、台湾
の日系外食産業への商品供給、商品開発など、
を中心に幅広く活躍中。

  (取材:2015年 12月)

 

勝野 哲郎 總經理 インタビュー 】 【】 【】 【

   《トップページ》