遊びでもしっかりと目標を持って取り組む妥協を許さない姿勢が、趣味の世界を越え、昨年札幌でのジャズビッグバンド公演のプロデュースとして形になりました。続いては、その内幕をお聞きしたいと思います。

Lowland

2014年10月『Lowland Jazz 札幌公演』の様子。(会場: 札幌共済ホール)

 趣味から生まれた新たな活動

ー紺田さんは昨年、若手ビックバンド「Lowland Jazz」の札幌公演をプロデュースなさいました。その辺りのお話も聞かせてください。「Lowland Jazz」のギタリスト紺田凌平さんが紺田さんのご長男でいらっしゃることがきっかけのひとつだと思いますが、札幌公演をやりたいと思われたのは、lowland jazzのどこに魅力を感じてだったのですか?

紺田:「Lowland Jazz」は、息子がギタリストとして所属しているので、こういう言い方も何ですが、テクニック的にはみんな音大卒で上手いんです。東京公演の時に演奏を聞きましたら、いい演奏でした。これは、札幌に呼んで、札幌の人に是非ご紹介したいと思って、思い切って決めました。

 

ー普段、公演のプロデュースを手がけていない方がイベントを行うのは大変なご苦労がおありだったと思いますが、いかがでしたか?

紺田:やっぱり集客が大変でしたね。当初、小さい会場でやろうと思っていたら、ビックバンドで全員がステージに乗り切れない。なんていうことが出てきて、最終的には共済ホールでの開催になりました。そうすると650人の収容ですから、お客さんが入らなければ残念な結果になってしまうと思って。

 

ー東京に比べて札幌は、公演集客が難しいと言われていますね。ですが、前回のLowland Jazz札幌公演は、ほぼ満員で公演を成功させられたとのこと。初めての札幌公演が成功した要因はなんですか?

紺田:毎月、チラシをいっぱい撒いたり、吹奏楽のある中学、高校や、札幌ジュニアジャススクールへご案内をして、生徒の皆さんにご参加いただきました。実は、私のお世話になった方々にも無理を言って来て頂いたりしたのですが、観てくださった方からは、主人も連れてくればよかった。とか、次は子供を連れてきます。という言葉が聞けて、とても嬉しかったです。

 

ー生徒たちの反応はいかがでしたか?

紺田:随分、喜んでくれてましたね。メンバーのサインが欲しいと言って、一時間くらい並んで帰らなかったりして。よかったんじゃないかな。今回は初めての札幌公演ということで、来てくださったお客さまも初めはどんなものかな?という不安もあったようですが、お帰りのときの様子から、皆さんに満足していただけたことを実感できました。2015年公演はソールドアウトにしたいと思います。

 

ー今年、2015年は、9月9日の公演予定ということですね。

紺田:チケットが売切れてしまう前に、お早めにお求めください。

 

 

 趣味にもお仕事にも、しっかりとした目標を持って取り組む。そんな『どちらも全力』な姿勢の紺田社長は、どんなやり方で気持ちをリフレッシュさせているのでしょうか? 最後に、遊びと仕事の『切り替え』についてお伺いしました。

   Lowland Jazz poster
色々な角度で趣味を使い分ける

ー紺田さんは切り替えの上手なタイプですか?

紺田:そうですね。仕事は家に持ち帰らないようにしています。ただ、頭の中だけでは考えることはありますけど。夜にお酒を飲みながら、音楽を聴きながら、今後の展開をどうしようか。とか考えることはしますけれど、家でデスクワークはしないです。会社に来たときは家のことをあまり考えないし、家にいるときは会社のことを考えない。遊ぶときは思い切り遊び、仕事するときは思い切り仕事します。

 

ーそれは、元々のご性格上ですか?

紺田:性格というよりは、環境をそういう風に作ったんだと思います。私達の業界では、今でもご自宅でお仕事をしている方もたくさんいらっしゃいますが、私は最初からそういう風にはしなかったんです。一人で仕事を始めた時から、事務所を借りて仕事をしていました。本当は、仕事の切り替えがあんまり得意じゃないのかもしれません。だからこそ切り替えができるように、仕事の環境を作ったんですね。

 

ーなるほど。切り替えしやすいように環境を整える、という訳なのですね。環境づくり以外で、リフレッシュする極意はおありですか?

紺田:人と会うことです。楽しくしてくれる人に会うこと。逆を言うと、楽しくしてくれない人にはなるべく会わないこと。素敵な人と話していると夢もでてくるし、元気をもらえます。経営者をしていると、お酒を飲むときには、仕事とプライベートの境界が曖昧になったりもするんです。そんな中でワインを飲みながら、仕事の話をしたり、プライベートの話をしたり、行ったり来たりすることがストレス発散になっているのかな。と思います。

あとは、先ほどお話した趣味ですね。ワインを飲んで音楽を聴いたりしてストレス発散しています。

 

 聞いて楽しむ。演奏して味わう。紺田社長はジャズを様々な角度から味わうことで、リフレッシュしたり、全てを忘れて没頭したりと『デキる』使い分けをされているようです。

 

ーそれでは最後に、社長の将来の夢をお聞きかせください。

紺田:今、会社を1つ持っていまして、今年5月位にイベント関係の会社を立ち上げます。将来的に5つくらい会社をやりたいと思っています。数にこだわらないですが、やりたいことで会社を立ち上げて、人材育成をしていきたいです。自分が居なくなったら、会社はもう、どうなってもいい、じゃあ、経営者としては失格だと思うので、未来永劫、会社が続いていけるように、人材を育てて引き継いで行く。ということを考えています。

結局は、何かを残したいということですね。誰かの役に立ちたいとか、誰かのために生きる、ということが私の中の課題でもあるので、それは、後継者を育てるということにもつながっています。また、イベント会社の立ち上げを考えているので、劇場というかライブ小屋といいますか、建物も残せたらいいな。と思っています。アジアのビジネスにも興味があります。まだ漠然としているのですが、台湾、マカオ、シンガポールでの仕事というのも、少し考えています。そういった中で、いずれ、海外のどこかに別荘を持ちたいな。と思っています。1月~3月まではそこで過ごして、雪が溶けた頃に札幌に帰ってくるというのが、人生の夢です。 

 

kondasi紺田晴久(こんだ はるひさ)               
1963年 6月 4日生まれ 札幌出身 血液型 O型

学生時代は陸上部に所属。長距離選手として活躍する。
平成15年4月に北日本リスクマネジメントを設立。
同社、代表取締役を務める。
 

好きなものは、ワイン、ジャズ、スポーツ鑑賞 …他。
2014年から若手ビックバンド『Lowland Jazz』札幌

公演のプロデュースを手がける。  

 (取材:2015年 3月)

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