ホップ2

小林家のお庭で野生化したホップ

     ホップからフェネグリークまで ~料理作りから始まった香辛料栽培?

 

― 遊びのお話も伺わせてください。お休みは決まっていらっしゃいますか?

小林「基本的には暦通り休みです。ゲームのワークショップがあればどこかに飛んで行ったりしますけど」

 

― 小林代表のご趣味は何ですか? 趣味や仕事でご愛用しているものがあったら、教えてください。

小林「うーん。趣味は…ゲーム作ることなんですよね(笑)。なので、愛用しているものは多分、パソコン。そして、手書きのノートです。コンピューターとノートさえあれば生きていけます。ノートは固くて、電車の中でも立ったまま書けるタイプ」

 

― 好きな映画、音楽、書籍で思いつくものがありましたら、教えてください

小林「基本的にはSF系をよく見るんですけど、最終的にはアメリカバンザーイ! ってなるのが大体、面白いですね。すごい敵とかが来るんだけど、アメリカのすごい武器を使うと解決する。というのが、爽やかに終わる。アメリカ万歳で一番優れているのは『インディペンデンスデイ』ですかね。あまり考えずに楽しく観られるのが良いです」

 

― 好きな食べ物、苦手な食べ物はおありですか?

小林「うーん。好きな食べ物は…、カレーライスですかねえ」

 

― 札幌市内で行きつけのお店はありますか?

小林「新しいお店が出来たらとりあえず行ってみます。あとは、自分で作ったりもしています」

 

― お料理がお好きなんですね。ご自身でお作りになるのはどんなカレーですか?

小林「ええ、料理は好きですね。最初は既成のルーに辛味を足していくだけだったんですけれど、そのうち、カレーとは何ぞや?と調べ、材料を揃えていくうちに、香辛料をすり潰して作る。というところにいきつきました。庭で香辛料を育てたりしてます」

 

― 香辛料まで自家栽培なさるんですか!

小林「粉になった香辛料のセットが色々と売られているんですけれど、以外に楽しいな。これ。って(笑)。最近は3種類あればイケる。っていうのがわかってきました。クミンシードを軸にして何を足すか。コリアンダーとかカルダモン、フェネグリークとかですかね。フェネグリークは庭に播くとすごく良く育つんですよ」

 

― え!北海道で育つんですか?

小林「そう。芽が出るんです。市販の種を買ってきて播いたらモサモサ生えてきます」

 

― いいですね! でも大量のフェネグリークを収穫してどうやって使いましょう。

小林「甘くていい感じの匂いがするけど、かじると苦いんですよね。料理にたくさん入れると渋くなっちゃう。あと、レンズマメも結構、芽が出ます。レンズマメをバーッと植えたら庭じゅうフェネグリークとレンズマメだらけになっちゃって」

 

― それはややこしいお庭ですね(笑)。

小林「クミンもコリアンダーも日当たりさえ良ければ生えてきます。コリアンダーはほぼ雑草ですね。クサい、クサいなーって言いながら」

 

― それは、お好きなんですか? 嫌いなんですか?

小林「コリアンダーはそんなに好きじゃないです。別に好きじゃないんだけど、カレー用に買った香辛料をなんとなく撒いてみたら、すごい生えてきて」

 

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― 
お住まいはどのあたりですか?

小林「手稲前田あたりです」

 

― 前田の土が特別に良いんでしょうか?

小林「いや、そんなことはないと思いますよ(笑)。どこでも生えてくるんじゃないかなあ。唐辛子もジョロキアとかパラペーニョを庭で作っていたんですけど、一緒に植えてるシシトウまで辛くなっちゃって。唐辛子ばっかり植えてたらカミさんに『誰が食べるの?』と怒られまして。…いや、向かいの中華料理屋が貰ってくれる。朝採れ唐辛子だ。って言い訳して植えてました。でも辛くて食えなくてね。罰ゲーム的な感じでシシトウに混ぜて近所の人にあげたりして」

 

― どうしてそんな意地悪するんですか!

小林「『ハバネロ混ざってるけどいいかい?』って聞いたら『いいよーいいよー』って。ハバネロが何なのか理解していない(笑)」

 

― そうやって中華料理屋さんやご近所に唐辛子を卸してらしたんですね(笑)。そういうお庭を育てていらっしゃる。

小林「育てるというか、ただ播いているだけなんですけど、あの香辛料は生きてるんですね。フェンネルも上手く育つとぶっとい木になって、たくさん種が獲れます。でもドンドン増える。これはイカンと思って、畑の奥の方に鋤き込んで、今度は違うの植えよう。と思って、ヒョウタンとホップを買ってきて植えたらモサモサ生えてきて、しまった! …ヒョウタンは1年草なので良かったんですけど、ホップが野生化して大変なことに」

 

― ホップ! そのままでは食べられないですものね

小林「いい匂いなんですけど、ビールを作る訳じゃないしね。今年も生えてくると思います。花が咲いたら、てんぷらにすると、フキノトウみたいな味がするらしい。それを一回やってみようかな。ホップは気を付けた方がいいですよ。岩内の方で自生種が見つかってるくらい北海道の気候にビッタリ合うみたいですから、野生化して何年でも生えてくると思います」

 

IMG_1691― はい。気を付けます。その魔法のようなお庭のお写真、ご提供いただけませんか?

小林「庭の写真、ないかもしれないなあ。…あ、この山椒の木の写真はあります。これアゲハの幼虫が付くんです。だから最初の何年かは防護ネットを張っていたんですけど、山椒の木がある程度成長したので、ちょっと分けてあげようかなと。枝2~3本だけネットを外すと、確実にこいつら(アゲハの幼虫)が集まって来るので、その中から厳選した1匹だけを枝に住まわせてるんです」

 

 飼ってるんですね!

小林「そう。ある程度大きくなると、ある日突然、居なくなるんです。どうしてかなー。鳥に食べられてるのかなー。と思っていたら、近所の子供が持っていっちゃう、ということが判明しました(笑)」

 

― これは子供たち、欲しがりますでしょうね

小林「そうでしょうね。触るとツノだしたりしますしね。最近はこいつが楽しくて、こればっかり」


 
 

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プチコン3号-初心者講座でプログラムを教えてくれる博士  http://smileboom.com/special/ptcm3/beginner/

 仕事と遊びがシームレス ~いつも、寝ないで作っていたい

 

― 皆様に伺っている質問なのですが、好きな言葉がありましたら、教えてください。

小林「好きな言葉、特にはないんです。メールとかメッセンジャーでよく使うのは『ハハハ』ですね。その3文字です。話し言葉の様に文字を書くために。それと、ちょっと照れ隠しみたいなところがあるかもしれません」

 

― お仕事と遊びの関係についてお伺いします。小林代表は趣味でもあるゲーム制作をお仕事にしていらっしゃいますね

小林「そうですね。僕の中ではシームレスです。仕事なのか遊びなのか。どっちも大事という感じです。」

 

― その両方を上手くバランスを取って、両立していらっしゃる。何か秘訣はありますか?

小林「難しいことは考えてないんですけどね。面白いからやっているっていう世界です。遊んでいるときでも、あ、これ、あの仕事に入れればよかったな。とか、今やっているあの仕事に使えるな。とかがポンと出てきちゃうので、遊びに行っているときもよくメモをしたりしています。仕事中も、いや、仕事中は、今度は気が散っているので今週はどこ行こうかな?とか考えてね。違う意味でシームレスですね(笑) 」

 

― お仕事の中に、日常生活の中で面白いな、と思ったことを入れ込んでいく。制約に苦しむことはないですか?

小林「うーん。ない…ですね。面白いようにしか取らないので。この業界の人達は結構多いですよ。会社で仕事終わって、疲れたから家でプログラム組む。とかね(笑)」

 

― えー! どういうことですか!

小林「よくあるんですよ。あるよね? 『あー、疲れた。家帰ってプログラムしよう』って。家に帰ると自分で好きなように組めますから。みんなプログラム大好きっ子たちなんです」

 

― 一般の会社員は、家に帰ったら仕事のことは忘れたい。という方も多いと思いますが。

小林「ちょっと違いますね。ずーっと作っていたいですから。寝ないで作っていたい。ばっつり忘れたい時は、夜釣りに行ったりします。狩猟本能を時々満たしてあげないといけないんです。釣りをしているときでも、そこはクリエイターなので、『今、魚が近寄ってきているはず。多分、今、餌を食うはず…』って想像しながらです」

 

― その力を養うために夜釣りに行かれるんですね。

小林「基本、狩猟なので、獲ったら食う、という方針です。食わないのは失礼に当たるので、不味い魚でも食います。15分投げて釣れなかったら移動。とかルールを決めて。15分ルールで移動しつづけると、どんどん北上して、えらい遠いところまで行ってしまったりしますけど」

 

― プライベートでもルールのある遊びを楽しまれていらっしゃる!

小林「勝手にマイルールを作って遊んでいます」

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― そんな小林代表のストレス解消はなんですか?

小林「最近は、ストレスが溜まってるかも? と思ったら眠るようにしています。8時間寝た方がいいってネットに書いてあったぞ。とか言って。でも年のせいか、寝る時間は早くなるわ、起きる時間も早くなるわで。仕事が遅くなると夜中までやるんだけど、朝は早く起きちゃって眠れてない。という時があるので、時々、部屋からいなくなったと思ったら、ここ(応接室)で寝てます(笑)」

 

 ― 最後に今後の目標と夢を教えてください。

小林「この会社を作ったときにも、スマイルブームという名前をつけたんですけれど、世界中を愉しげにしましょうよ。というのを目標としています。近々の目標としては石垣島に支店をつくる。というのがあります」

 

― 石垣島!なぜ、石垣島なんですか?

小林「北海道の利点と言うのは、食べ物が美味しいというのと、雪があってスキーが出来る。というのがあるんですけれど、飛行機も雪で飛ばなかったりするので、本州からのお客さんが、冬はあんまり来たがらないんですね。そういう時のために夏は北海道、冬は石垣島で打合せをする。と言うと、それはいいわ! という反応なんです。というわけで、石垣島に支店を」

 

― いつ頃の設立を目指していらっしゃるんですか?

小林「自分は50歳になったら会社辞めるぞ。ってみんなに言ってあるんです。石垣島支店長になる。って」

 

― 社長自ら、石垣島支店長に! あと何年ですか?

小林「来年にはもう(笑)。『もう近いぞ。おい』って言うと、みんな『やめてくれ、やめてくれ』って。『大丈夫だ。羽田から直行便が出るようになったから。大丈夫。大丈夫』って言ってます」

 

― 小林代表は、暑い地域でも平気ですか?

小林「今、少しずつ慣らそうとしていて。行く回数を増やしています。あちらにはロイズさんがあったりして、札幌の人間も多いんですよ。あっちへ行ったら、多分、仕事はしないと思いますけどね(笑)」

 

― ありがとうございました!本日は遊びについて、大変勉強になりました。

小林「身の無い話ばっかりで(笑)」

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ok3  小林 貴樹  (こばやし たかき)
    
1967年4月1日 夕張
出身 血液型 B型 

  ゲームセンター通いとプログラム三昧の少年時代
 を経て、1985年 デービーソフトへ入社。処女作品
 
『うっでぃぽこ』を筆頭にヒット作を発表。家庭用
 ゲームソフト開発の黄金期を支える。
  1990年 株式会社アジェンダ創設メンバーとして
 デービーソフトを退社、同社執行役員を経て独立。
  
2008年 株式会社スマイルブーム 設立。自社開発
 の『プチコン3号』を通じて後進のプログラム教育
 にも積極的に取り組んでいる。 
 

 

  (取材:2016年 4月)

 

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