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 ニューヨークの花束の衝撃 ~20年目の挑戦

 

― その後、ワークスロケーションクルーの取締役として、キャスティングをはじめ、撮影現場のお仕事をなさって、今年で約20年。20年目にして、新しくウェディングという部門を新しく立ち上げなさったということですが、これは、どういったきっかけで始められたのですか?

風間「最初は、『ウェディング』に限定して進めたことではなかったんですよね。私は以前から海外に対して興味があって、目を向けていたことがあったんです。80年代、まだ治安が不安定で、夜間外出が出来ない頃のニューヨークに行った時、すごいな、この街。って、衝撃を受けたことがあって。当時は街中にペイントがあふれて、そんな通りを、前からゴミ袋が歩いてくる!と思ったら、ゴミ袋を着たホームレスだったりして(笑)。アンディーウォーホルがまだ生きていて、彼のアトリエ『ファクトリー』があって。そんな街で、一番びっくりしたのが、お花だったんです」

 

― お花ですか?

風間「そう。当時のニューヨークで見てびっくりしたのはね、例えば、街角にスーパーマーケットがあったとしますよね。その入口が売り物の花束で覆われているんです。ズラーっといろんな種類の花が並んでいて、その横に色鮮やかなオレンジが並んでいたりして、これって日本には無いなあって。当時はその色彩感覚が新鮮でね。そして、現地の有名ホテルを見学に行ったら、フロア毎に素晴らしい生花が置かれていて。斬新でモダン。後で聞くと、ニューヨークスタイルのアレンジメントだって。その時の衝撃がずっと自分の中にあって。後に東京でニューヨークスタイルのお花を教えてくれるところがあると知って、1年、通ったりもしてみました」

 

― ニューヨークでの出会いが、帰国後に新しい世界を広げてくれたんですね。

風間「人生死ぬまで勉強だな。と思いました。その経験が、これまで撮影の現場に関わってきた経験と合わさって、デザインのイメージが湧いてくるようになったんです」

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― 現在、撮影が進行中のウェディング用プロモーション映像の空間デザインも風間社長が担当されているんですよね。

風間「はい。空間だけでなく、人もコーディネートすることで輝くんだな、と思うようになったんです。撮影現場で出会う、まだ不慣れなモデルさんたちを見ていると、最初はギクシャクしているけれど、カメラマンに指示されながら撮影が進んでいく中で、戸惑いながら、褒められながら、どんどん輝いてくる。それを見ていて、あ、ひとって自分が主人公になって、きれいだよ、とか、素敵ですね。って言われることがすごく幸せなことなんだな、と思って。そしてそれをしてあげられる私たちもすごく気持ちがいい、と感じたんです。だから、花や空間だけに限定するんじゃなく、人も含めた総合的なプロデュースをしてみたい、と考えた結果、ウェディング会社を設立することにしたんです」

 

― 総合的に人をコーディネートする、という発想から生まれた会社なのですね。

風間「目指しているのは、おふたりが本当に撮りたいものを、撮影のプロが全面バックアップして行う、アフターウェディング撮影です。撮影実績のあるスタッフが、他所では出来ない撮影にも対応します。そこで、おふたりの一生の思い出を作るお手伝いができたら、と思っています。今は、海外から北海道にくるお客様も多いので、今後は北海道のロケーションを生かして、海外からのお客様の受け入れも視野に入れて動いています。これからの自分のライフワークとしてね、楽しみながら、じっくり進めていきたいと思っています」

 

― 風間社長ご自身がモデルをなさった『ミドルエージプラン』の映像も拝見いたしました。素敵でしたね。

風間「いやー、あれはね(笑)、若いモデルを使ったプロモーション映像の撮影現場で何気なく『私たち、こんな風に結婚写真の撮影はしてないから、ドレスも着てないし…着てみたいよね…』なんて話していたのを、カメラマンがしっかり聞いていたんですね。提案されたんです。『中高年のためのプランを考えてみたら?』って。そう言われて、そうか、中高年層の方々で、私と同じ思いの方が居るかもしれないな。と思ってね。色々な事情があって、式を挙げられなかった方、ウェディングドレスが着られなかった方、そうして長年連れ添ったご夫婦が記念の日に撮影する。もしかしたら、子供たちからのサプライズプレゼントとして、撮影のセッティングをしてあげたいと思っている人たちが居るかもしれない。と思って、現在、ミドルエージプランもご用意しています」

 

― 風間社長のドレス姿、こちらでご紹介できないのが残念ですが、ミドルエージプランにご興味をお持ちになった方は、是非、Kazz&co. へお問い合わせください。

 

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