井上税務会計事務所 所長 井上奈穂子 インタビュー

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世界の中の日本へ。

 

― 愛用している道具や、よく行かれるお店がおありでしたら、ご紹介いただけませんか?

井上「道具はですね…、あまりないですね。私はモノに対してこだわりとか、執着がないんですね。何でもいいんです(笑)。お店は、旭が丘にある隠れ家的なレストランをご紹介しますね。先日、社内のお祝い事でお借りしたのですが、お料理がとっても美味しくて。『オーガニックダイナーN』というお店です」

 

― ありがとうございます。伺ってみます。お好きな書籍、映画、音楽がありましたら、教えていただけますか?

井上「映画は『ペイフォワード』という映画が好きです。ひとりの少年が世の中の役に立つことを少しずつしていく、というお話です。音楽はファドが好きです。ポルトガルのファド、南米のフォルクローレ。渋いですね(笑)。書籍は、鍵山秀三郎さんの『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』という本を最近読んで、すごいな!と思いました。鍵山秀三郎さんはイエローハットの創業者で『日本を美しくする会』の方です。最近、関連の勉強会に参加する機会がありまして、その時に出会った書籍です。お掃除に関することなんですけれど、経営にも、家庭生活にも通じるところがあって、手軽に読める本ですよ。オススメです。

 

― それでは、これから遊びと仕事の関係についてお伺いいたします。プライベートな時間になさる、留学生との交流や生活がお仕事に役立ったと思われることはありましたか?

井上「留学生との生活は、まさに国際部の設立とも関係していますし、私にとってはとても自然なことになっています。世界はひとつ。というのでしょうか。国は違えど、心は同じ。というのは子供達と接していていつも思うことなので、ビジネスにおいても同じではないかなと思います。色々な問題はあるとしても、怖がらないで心を開いて、海外と交流していかないと、日本だけではこれから難しい時代になると思います」

 

― 日本人は国境のない島国で育ちますから、海外に出て行くのは勇気が要りますね。

井上「世界はこんなに小さいのにね。北海道に生まれても、九州に生まれても、地図上でどこに生まれたか?というだけの話ですよね。まだ16カ国しか知りませんけれど、人として生まれてきたのなら基本は同じ。大きな差はないと思います。日本人は世界で認められている部分もあるし、もっと磨かなくてはならない部分もある。そのために、もっと世界に羽ばたいていくべきだと思うんですよね」

 

― そういった井上所長の意識は、井上税務会計事務所の一貫した姿勢につながっているようにおもわれます。井上所長は、お仕事とプライベートの線引きというのは意識されることはありますか?

井上「切り分けるという意識をしたことはあまりないですね。全体が自然と一体になっています(笑)」

 

― ストレス発散の方法は何ですか?

井上「マッサージが好きで、よく行きます。あとはちょっと足を伸ばして環境を変えること。出張の時に時間が自由になれば、ちょっと足を伸ばして、自分だけの時間を作れるようにします。ストレス発散といっても、眠れば大抵のことは治るんですけど(笑)」

 

― 最後に、今後の目標と夢を聞かせていただけますか?。

井上「あんまり大それたことはないんですけれど、やはり、世の中のお役にたてる仕事ができること。そして、例えば『LGBT』の理解を促す研修などを開いて、世の中のためになる環境を作ることをしていきたいと思っています。そのためには、健康が第一なので、健康維持に努めたいと思っています」

 

― プライベートで何かしてみたいことはありませんか?

井上「海外旅行をしてみたいです。中央ヨーロッパまでは行ったので、そこから先、ヨーロッパをもう少し見てみたいです。外を見ることによって、本当の日本が見えてくるし、日本が世界に対して出来ることも見えてくるのじゃないかな。と思います」

 

― 井上所長のお話を伺って、視野が広がりました。本日は、ありがとうございました。

井上「こちらこそ、ありがとうございました。」

 

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井上奈穂子(いのうえなおこ)
札幌出身 B型 

 井上税務会計事務所 所長。中学生時代から
先代の事務所で仕事にふれ親しみ、平成19年、
所長に就任。札幌ではいち早く中小企業を対象
とした海外進出支援、LGBTについての取組み
を行う。海外留学生のホストファミリーとして
これまで16カ国、22人の学生の里親を勤める。

 

  (取材:2015年 7月)

 

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