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すすきの。
狸小路を歩いていると突然ちょっと街が表情を変えるその境目、7丁目西側に位置する『FORK』。

私も兼ねてからお気に入りのイタリアンフレンチな料理を提供するのこの店だが、2019年1-2月は今までにない特別営業をしている。

その名も『居酒屋田村』。
シェフの田村さんが普段とは違う”和”なメニューを振る舞ってくれる初の特別な試み。

春にしんと菜の花のゴマ和え

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最初は『ポール・シュノー』、スペインの泡で始め、出てきたお通しは季節感じる『春にしんと菜の花のゴマ和え』。

この期間は日本酒も用意しているので選ぶべきは日本酒なのか、洋酒なのか迷うところではあるが、確実にどちらも合ってしまうメニューがここから続々と登場する。

おつまみ盛り合わせ

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まずはおつまみ盛り合わせ。
上品に醤油が香り食感も最高な、『砂肝の醤油付け』。
おもしろい名前の、『さけるぶたひれ』。
色がキレイで爽やかな酸味の、『根菜のピクルス』。
極上のさっぱりマリアージュ、『からすみかぶ』。
少しのとろみが特徴的な『あさりの酒蒸し』。
なめらかなポテサラにこりこり食感が楽しい『いぶりがっこのポテサラ』。

この6種類がワンプレートで味わえてしまう贅沢。
見た目も華やか、タイプの全然違うセレクションなのでとても楽しい。

そしてメニューに記載のない焼き物のメニューを勧めてくれた。
『焼き下仁田ネギ』、『サバの開き』、『鴨のあたたかいタタキ』の3種類。

焼き下仁田ネギ

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『焼き下仁田ネギ』がここ『FORK』で食べられるなんて機会は普段ではまずないだろう。
香ばしく表面が焼かれた『下仁田ネギ』は、外側は歯ごたえが良く、よくよく熱せられて内側はトロトロジューシー。
鰹節の風味とイギリスの海塩の甘みがネギのおいしさをより引き立てる。

焼きサバ

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想像していた1.5倍サイズの『ツヤツヤ肉厚焼きサバ』が登場。
香ばしく良い香りがするし、とてもおいしそうなのはもちろんだが、当たり前のことながら見た目は正直特に変哲はない、『ザ・焼きサバ』。
と、侮るなかれ、この『焼きサバ』ただ者ではなかった。
人生でいただいた焼きサバの中で、間違いなくトップだ。
身の食感、心地よい脂ののり具合、なんだこれ!と思わず言ってしまうほどとにかくうま味がすごい。

『FORK』が魚を仕入れている魚屋さんが取引をしている専属の漁師さんに頼んで、穫った魚を干してもらっているらしい。

食材は、料理されるまでの過程でそれぞれのプロによって色々なおいしい魔法がかけられて、絶頂に魔法のかかった状態でこのカウンターに出てきてくれているんだ、と改めて感謝。
この『焼きサバ』、大きすぎて食べきれるかな・・なんて心配はひとくち食べた時点で吹っ飛ぶに違いない。

私的に通常、こういった居酒屋メニューであれば日本酒を頼むところだが、今日はまずここまでは『ヴィニエティ』、イタリアの白ワイン。
『居酒屋田村』ならでは楽しみ方。

鴨のあたたかいタタキ

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『鴨のあたたかいタタキ』。
ここからは『イルプーモ』、イタリアの赤ワイン。
肉厚ジューシーでピンク色の断面の美しいタタキの上には小口ネギや白ごまがかかっていて、山わさび醤油で和風にいただく。
『おいしい』、のひとこと。
しっかりの肉感にも関わらず、柔らかくこちらもあっという間にぺろり。

満足感たっぷり。
だいぶ良い感じに満たされてきたこの段階ではあるが、ここでしか食べられないであろう、私は出会ったことがないメニューを見つけてしまった。

だし巻き玉子

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まずは『白だし巻き玉子』。
その名の通り、オフホワイト色をした『白いだし巻き玉子』だ。
音更の竹内養鶏場が作っている玉子は、卵黄がピュアな白い色をしている。
東川の米と米ぬかだけを食べさせて育てた北海道産仕様の鳥の玉子で、クセも少ないそう。
玉子好きの私にはたまらないホクホクな珍メニュー。

麻婆白子

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そしてシメは『麻婆白子』。もともと賄いでよく作っていたのが『麻婆豆腐』で、何か変化を、とシェフが考案したのがクリーミーな白子をつかった『麻婆白子』だった。
白子の濃厚さにコクの深い麻婆餡が絡む、初めての感覚。
白子にこんな楽しみ方があったなんて。

もともと西野で10年営んでいた『FORK』は、移転して2年になる。
シェフの田村さんも、一緒に働いている方々も居酒屋が大好き。
間違えなくその想いが伝わってくるおいしいもののオンパレード。

常時5-6種類の日本酒を用意

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日本酒は、『居酒屋田村』の期間常時5-6種類用意している。
冬季おすすめは、微発泡で香りがよく飲み口のすっきりしたにごり酒から、辛口、甘口と、バリエーションがあり、日本酒に詳しい女性店員さん、今ちゃんが丁寧に案内してくれる。

こころが和む空間

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おひとりでカウンターに座って、シェフとおしゃべりしながら、楽しくも過ごせてしまうし、おとなりの方とも仲良くなれたりする。
デートやお友達同士でも、複数でボックス席も良し。
1次会でたっぷり食べ飲むも良し、2次会で色々つまみながら楽しく飲むも良し。

当然のことながら好評につき、私が取材に訪れたこの日も開店時間からずっとお客さんでいっぱいだった。
事前予約がおすすめ。
『FORK』の特別形態、『居酒屋田村』は2月いっぱいまで。

この機会お見逃しなく。

 

FORK

札幌市中央区南3条西7丁目 M’sビルディング 1F
011-212-1571

定休日:不定休

18:00~00:00

わたなべゆうかわたなべゆうか

1988年8月4日生まれ 江別出身 血液型O型

ソプラノ歌手
FMノースウェーブ “L”(月〜木9:00〜11:55)のDJ

17歳で英国 Arts Educational Schoolミュージカルコースに入学、卒業後は英国 Royal Academy of Music声楽科で学ぶ。帰国後は、ミス・ユニバース・ジャパン2012北海道代表。ソプラノ歌手、ラジオDJ、モデル、イベントMC、歌唱/英語講師、通訳として幅広く活動。

  (取材:2019年1月)

 

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